この世の中には、嘘のようだが本当にあった珍トラブルがいくつもある。「カフェで充電していたら訴えられた!」「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」一見些細なコトだと思えるが、どんな小さなトラブルでもその裏には誰かの“大切な暮らし”があるはずだ。本作では、そういった問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。それらのトラブルに向き合うのは、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子(いしだ・しょうこ)と司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(はねおか・よしお)。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、様々なトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。
目覚める男。体が思うように動かないようだ。そこに近付く男。動かない体で、何とか逃げようとする男。ゆっくりと追い詰めていく何者か。やがて男の体に、凶器が振り下ろされ―――。細かい仕事で何とか食い繋ぐ日々が続く自身の現状に、行き詰まりを感じていたフリーの映像ディレクター堺洋一。自宅兼事務所のマンションに帰ると、荷物と手紙が届いていた。手紙には“私の活動を記録してくれませんか?一度ご連絡下さい。きっと、興味を持って頂けると思います”の文字。そして、仕事に溢れた堺は、軽い気持ちで荷物を開け、愕然とする―――。中には、人間の指が一本入っていた。「……!」言葉を失う。警察に電話しようとするが、直前でその手を止め、考え込む。「これは、人生を変えるきっかけになるのでは……」そんな予感で、書かれていた連絡先にコンタクトを取る事にした。そして、指定された郊外に佇む家を訪れる。中に入ると、堺洋一を迎えたのは、一人の男、光見京だった。光見京と出会った事で、殺人の記録を撮り続ける事になった堺洋一に何が待ち受けるのか…。
更新至第05集
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